【玄人向けニッチな香水3選】人と被らない隠れ名作をご紹介!

突然ですが、ニッチフレグランスをご存知でしょうか?


香水マニアたちが調べに調べ尽くして辿り着く境地。
いわば、「知る人ぞ知る、新進気鋭の独立系フレグランスブランド」
う〜ん、唆るキャッチフレーズだよねえ
人と被りたくないよねえ
自分の個性をフルパワーで引き出したいよねえ

そんな時こそニッチフレグランスの出番だ。

ニッチな香水を愛用している人は、頼むから世間にバレないでくれと願っているんだ。
理由は人と被りたくない店舗で試香を続けて苦労してみつけた香水を簡単に知ってほしくない
といった感じ。
もちろん僕もそのうちの1人。
しかしながら、「それじゃあ勿体ない!」「もっと世間様に知ってもらうべきだ!」「本当に良いものはみんなで共有したい!」という想いがあるのもまた事実。
というわけで!今回は香水を200種類以上試してきた生粋の香水マニアが、人と被りにくい最高の香水3選を拡散しちゃう!刮目せよ!

あの名作フレグランスを生んだ調香師のメゾンブランド

はい、まずはこちらブランド名を「PARLE MOI DE PARFUM(パルル モア ドゥ パルファム)」と仰います。
ブランド名まずオシャレすぎるだろって話なんですが紹介するボトルも「COMETE PARADIS(コメット パラディ)ときたもんだ。
写真を見るまでもなく良い香りがしてきますが、こちらはウッディ系の大有望株。

香調:サンダルウッド、トンカビーン、カカオパウダー、ムスキーベース

まずサンダルウッド・トンカ・ムスクの時点で全員好きじゃんって感じなんだけどそこにカカオをプラスするとは、その発想に感服します。


調香師は巨匠でありながらモダン芸術性の高いヒットメーカー ミシェル・アルメラック氏。
僕が初めて一目惚れした香水、Diorファーレンハイトの産みの親ですよ。
そりゃあウッディ系無敗ですわ

付け始めのトップは、スモーキーな香りサンダルウッドがブレンドされたウッディーさ際立つ印象。
そこにカカオの甘さもしっかりアクセントされていて心地がいい。
時間が経つと、スモーキーさは抑えられ上品な甘さが跡を引く。
落ち着く、心地がいい。

気品のある紳士にどこか子供心を感じさせるような一本。

②北欧の美少年には裏の顔が・・・

お次はMAISON CRIVELLI(メゾン クリヴェリ) 
ABSINTHE BOREALE EAU DE PARFUM(アブサン ボレアル オードパルファム)
こーれはすごいですよ。
物凄い透明感石鹸のような清潔感がありながら個性的なんです。
どのシーンでも使えますし、何回かどの香水か聞かれたことがあります。
柔軟剤のようなフワッとした香り方も好印象◎

主な香料:
ジュニパーベリー、ユーカリ、ミント、レモン、ラベンダー、アルテミシア、ムスク

北欧に積もるパウダースノーから採れた綺麗な水に色とりどりのハーブやムスク、ラベンダーが溶け出したような。ひんやり美しいイメージがありながらカーっと熱くなるリキュールの顔も覗かせる。

そのお酒の正体は、禁断のお酒アブサン
幻覚を引き起こす麻薬に似た一面があり、ゴッホや数多くの芸術家の身を滅ぼしたとされる。
なんとも破天荒な成分がブレンドされているんです。

澄んだ空気の清涼感アロマティックのグリーンがメインでありながらロマンスも感じさせる。

生き物で例えるならクラゲ、アニメキャラなら殺生丸みたいな感じ。
うん、この例え上手くないかもしれない。
でもなんとなく伝わって欲しいんだ。

こんなに美しくて儚いフレグランスは珍しいってことを

③もはやアート 香水界の限界到達点

最後は僕が現在メインで使っているとっておきの一本。
ブランド名「Frederic Malle (フレデリックマル)」
Portrait of a Lady(ポートレイト オブ アレディー)」


200種類以上の香水を試してきましたが、その頂点に君臨する王です。
多くを語る前にとりあえず嗅いでみて欲しい。
厳選された薔薇を400本分贅沢に使用していて、官能的でエレガンス、ファッションというよりアートに近い。

Top:ローズ
Middle:ブラックカラント、ラズベリー、クローブ
Base:パチュリ、サンダルウッド、フランキンセンス

「名だたる調香師が、予算や市場性を忘れて自分のために香水を作ったらどうなるのだろう」という疑問からフレデリックマル氏はブランドを設立。
その中でも今作品の調香師ドミニクロピオン氏と何百回にもわたる試行錯誤経て、バロック芸術に揶揄されるにふさわしい最高傑作が生まれたのだ。

トップ:重厚な薔薇薔薇薔薇。他のローズ系が花束だとしたら、これは深紅の薔薇の花園
ミドル:ラズベリー、ブラックカラントが溶け出した赤ワイン。洋酒を思わせるセンシュアルで洗練された香り。
ラスト:薔薇のブランデーにムスクとアンバーの甘みが加わり、ドライでスモーキーな印象も残すが一貫して薔薇が主役。

YOSHIKIさんやGACKTさんが似合いそうな高貴なイメージ
しかし安心してください、この香水に本人が匂い負けすることはありません。
しっかり馴染んであなたのオーラになってくれます。
本当にいい香水ってそうなんですよね。誰にでもフィットしてくれる。

ここまで芳醇なものには今まで出会えなかった。
冗談抜きでめちゃくちゃ匂いをきかれる笑
春夏1本秋冬1本ずつ香水を絞り、計2本所有することが僕のセオリーなんです(買って売ってを繰り返してる笑)
それに加えてオールシーズン使える1本として、ポートレイトオブアレディーをノミネートさせてもらいました。

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